第7話
コオオ、っと小さく穏やかな音が続いている。
濡れた衣服が乾くまであと1時間――経てば、再びあのドアを開けて出て行かなければならない。
真澄は心地よく疲労した身体をベッドの端にもたれかけさせて、長い脚の間に更にぐったりと力の抜けた柔らかな身体を抱え込んだ。
不規則な息遣いがようやく収まると、火照った肌が室内の空気に触れて気持ちいいのだろう。
マヤはうっとりと眠そうな瞼を真澄の鎖骨のあたりに摺り寄せてきた。
子猫のようなその仕草が何とも言えず可愛らしくて、ほっそりとしたその身体をもう一度、思う存分に掻き回してしまいたい衝動にかられる。
彼女を日付が変わる前に帰す、という決意は最早意固地にでもならなければ適えられそうにもない、と真澄は内心嘆息した。
「寝るなよ、マヤ」
床下に落ちたバスタオルを拾い上げて、まだしっとりと濡れた長い黒髪から搾り取る様にして拭いてやる。
バスルームから転がり込むようにして互いの熱い身体を投げ出し、シーツの海の上で絡み合う間にすっかり肌は乾いてしまった。
それでもこのままでは彼女まで風邪をひいてしまいかねない。
「……速水さん」
ごしごしと髪の毛ごと上半身を揺らしながら、マヤは案外はっきりとした声で呟いた。
「麗に、なんて言ったんですか。さっき、出る時に」
「別に。そのまま。許してほしいとは言わないが、申し訳ないと――
言ったら、包丁で殴られそうになった」
ゴン、と響いたあの鈍い音を思い出して、二人同時に噴き出しそうになるのを我慢する。
そんな風に笑えるような事では決してないのだから。
それでも、すぽんとタオルの間から出てきた顔には、消えた眠気の代わりに緩やかな微笑が浮かんでいた。
情事の後の彼女はいつも、押し潰されそうな後悔と困惑で非常に苦しそうな顔をしているから、すぐ間近でそんな風にして見つめられると――逆に、こちらが落ち着かない気分になる、と真澄は思う。先程、雨の中でマズい、と思ったのと同じ類の狼狽。
小さなこの子よりもずっと大人の筈の自分が、同じくらい未熟な少年、いやそのもっと昔の不器用な子供に回帰してしまったように、碌な言葉が見つからない。
早く、いつもの傲慢な自分の仮面を取り戻さないと。
ああ、でももうそんな事も面倒で――いや、彼女を前にすればそんな欺瞞など無駄だとわかっているのに。
「なんだ、嫌にニヤけてるな」
「はぁ?……何でそんな風な言い方しかできないんですか。
そういうの天邪鬼っていうんですよ」
「ほう、俺に向かって随分と知ったような口をきく。青木君から何か聞き出したか?」
「何も」
「――じゃあなんで笑う」
クスクスと、少女の笑い声というのはどうしてこうも不思議な音を立てるのだろう。
重苦しい秘密やくだらない嘘などそこには全く見当たらなくて。
少し照れたように、ちょっぴり哀しそうに、転がる声。
白い喉の震えとともに、マヤの吐息が胸の中に染みわたってゆく様だった。
「……言ったよ。ちゃんと。さっきみたいに」
「え?」
「馬鹿じゃない、って言われたけど」
「何て?」
目を輝かせながらこちらを見上げる、その首筋から水気で湿ったタオルを引き抜いた。
人差し指で額にこびりついた前髪を後頭部に流して、小さな額を露出させる。
普段ぴょこんと跳ねている毛先が、白い背中に鳥の羽のようにぴたりと張り付いている。
ベッドの上、向かい合わせに密着した肌と肌。
覆い隠すのも今は忘れてしまっているのだろう、真澄の指の1本分しかないような細々とした鎖骨の下に、細やかだが何よりも美しい二つの膨らみが見える。
子供じみた薄さだ、と常々思う青白い両脚。
それでもさすがに腰回りはふっくらと丸みを帯びていて、上掛けの中の自分の左手にしっくりとよく馴染む。
夕方目覚めた時、腹の上で思い浮かべていたのとは比べものにならない程の厚みと重みを伴って。
自分が抱きしめているのは、少女の衣を纏った紛れもない「女」なのだ、と身体の芯がゾクリと震えるのを真澄は感じた。
「……北島マヤが好きだよ。俺は、速水真澄は。
年も立場も環境も、有り得ない位離れてるのに何故だろうっていくら考えてもわからない。
こんな触れ方は間違ってるとわかってるのに――手を伸ばしてしまうって、言った」
さあっと朱色が広がってゆく頬に右手の甲を摺り寄せながら、これまで彼女に向けたどの笑顔よりも穏やかな笑顔で囁いてみせた。
「……れ、麗はなんて?」
「そんな暴露話を聞かされてもどうしろと、って感じの軽蔑の眼差し」
「……ふっ。あは、麗らしい。きっとそう言うと思う」
泣き笑いのように首を竦める。
ぎゅっと胸にせり上がってきたものを堪えることがもう出来なくて。
真澄は頬から首の後ろに腕を滑らせると、きつく抱き寄せた。
くにゃり、と柔らかなマヤが固い自分の中に折り畳まれてゆく。
確かに間違っている――でも、止められないのは一時の情動に過ぎないのだろうか。
半年後、あるいは1年後も彼女はこの腕の中にいてくれるのだろうか。
数年も経てば――あっという間に「大人」になる筈の彼女は。
自分が「大人げなく」求めない限りは、こうして手に入ることはないのかもしれない。
「好き」も、今宵限りの他愛無い夢に過ぎないのかもしれない。
「……や、え、また――?」
腰に添えていた掌がするりと後ろの双丘を割って侵入る。
びくり、と反らされた背中の窪みは既にしっとりと汗ばみ始めていた。
そろそろと右手を這わせながら、その汗を擦り付けるように触れてゆく。
「またも何も、まだ何もしてない」
「なっ……あ、――嘘、うそ、さっき」
「俺は、何もしてないだろ。自分だけよければお終いか?
我侭なちびちゃんだな、いくら俺が大人でもそこまで甘やかすつもりはない」
きゅ、っと軽く抵抗するような視線。
が、そこに真澄の開けっぴろげな感情を差し出されてしまい、マヤは喉まで出かかったいつもの軽口をすっかり忘れてしまう。
「ちゃんと帰してあげるから。もう一度だけ――許してくれ」
ゆるして、なんて言葉をかけられたのは多分初めてで間違いない。
思わず目を見開いた瞬間、後ろから侵入してきた二本の指先が、マヤの既に柔らかく蕩けた襞をゆっくりと掻き分け始めていた。
「やぁあっ――っ……あ、あ、あ!」
くちゅくちゅと滴る様な音と共に、添えられたマヤの指先が肩にきつく食い込んでくる。
そのむず痒いような痛みに、先程から真澄の身体の奥でじりじりと熱を増してゆくものが表層にくっきりと浮かび上がる。
途切れそうな自分の吐息を、先端まで桃色に染まった耳朶に吹きかけるようにして囁く。
「もうこんなになってる――指がふやけそうだな」
「イっ――ヤだ……っ、もう、だから、何でそんな言い方――あぁっ」
形ばかり下半身を覆っていた上掛けが完全に剥がれ、薄暗い部屋の中に重なった身体と身体の線が露わになる。
その羞恥に耐えかねて、マヤは真澄の胸に添わせていた掌を押して身を捩った。
その腕を捩じる様にして引っ張る。
汗ばんだ柔らかな尻がずり、っと膝の上を擦れながら這い上がってくる。
「駄目だ」
「違う、は、恥かしいの――お願い、見えないようにして」
「何で――俺は見たい。マヤがどんな風に感じて……俺がどうなってゆくのか、マヤにも見て、触って欲しいのに」
ぎりぎりと握りしめた二の腕から、手首に持ち替えて、自分の頬に摺り寄せる。
爪先の羅列を舌でなぞりあげた後、指の付け根まで一気に口に含むと吃驚したように見つめられた。
その瞳を見つめながら、ゆったりと微笑みながら――なるべく、先程の彼女の表情に近いようにと心がけて――2,3度咥内に含んだそれを静かに引き抜いた。
薄い唇の端から彼の唾液と共に糸を引く自分の指を見た瞬間、自分を丸めて消してしまいたい程の羞恥がマヤの心から剥がれていった。
代わりに心臓とお腹の奥がじくん、と鈍く痛むのを感じる。
甘い、期待を含んだ不安。
その源が、逃げないようにと反対側の掌で抑え込まれた太腿の脇で屹立している。
真澄がマヤの濡れた指先をその昂ぶりに押し付けてみると、怯えた様に手首から先のマヤの全てが硬直した。
一方的に蹂躙する為だけのものを、こんな形で曝け出すのは初めての事だった。
「見ろ、マヤ」
「や、やだっ」
「ここには俺と君しかいない。まだ高校生の君に――俺は馬鹿みたいに欲情してる、どうやら大人失格らしい。
でももうそんなのはどうでもいいんだ。情けないと笑ってくれてもいい」
「そっ……そんな事――あっ」
ずる、っと湿らされた指の腹が滑る。
大きな掌に包まれた小さな掌が、熱い塊の上に這った細やかな筋を辿ってゆっくりと落ちてゆく。
途端に、抑えていた真澄の息が明らかに跳ね上がり、深々と自分の首元に額が寄せられるのを、マヤは驚愕の面持ちで受け止めた。
「は、速水さん――?」
「……」
「速水さん――い、いたかった?」
「……そんな風に、見えるか?」
ふ、っと崩れた様に笑いながら、覆いかぶさってきた顔を傾けて見上げられる。
背中でクロスした長い両脚の拘束がゆっくりと外されても、マヤは逃げない。
柔らかな前髪が切れ長の瞼の上にかぶさり、その隙間から向けられる視線はこちらが苦しくなる程に熱い。
甘い期待がドキドキと色を変えてゆく――目を瞑って受け入れるだけだった自分の内部が、確実に変わりつつあるのをマヤは感じ取る。
「君の全部が、本当に好きだよ――マヤ」
ずる、っと密やかな音を立てて抜かれた指が、ぬめりを愉しむようにしてマヤの肌の上を彷徨う。
平らかな腹の上から――胸の真ん中、薄ら浮いた骨の上から皮膚をぐりぐりと押してくる。
「大っ嫌い、もね。あれは多少堪えるが――無視されるよりはいい……
君の声、生意気な唇も、不器用な指先も、ぺたんこな此処も――ゾクゾクする程可愛い」
語尾の台詞と含み笑いに、マヤの中で溶けかけていたものが再三硬直しかける。
だがその時には既にそこまで這い上がっていた指先に顎を持ち上げられ、唇ごと舌を吸い上げられていた。
ちゅく……ちゅる、っと厭らしく絡む音が二人の頭蓋の中に響く。
乾いていたはずの肌が再び湿り始め、ひたひたと離れてはくっつく小さな音もする。
二人とももう余計な言葉は交わさない――というより、できない。
浅い息と互いを求める身体が奏でる音だけが、より深い陶酔の底に二人を引き摺り込む。
重ねられた方の手首にも力がこもる。
どんどん熱く、硬度を増してゆくものを揺さぶるのは彼の力なのか、自分の意志なのか。
考えることも放棄して、マヤは単調なその動きの中に身を委ねる。
首の後ろで支えていた右手が、今度はマヤのお腹の前からつるりと滑り込んでくる。
淡い自分の毛の中の肉に埋もれてゆく長い指をちらりと眺めたら、当然すぐ傍でひくひくと蠢いている掌の中のものも目に入ってしまう。
――思わず、息を呑んで顔を上げた。
いつも余裕たっぷりで自分を見下ろしている顔が、苦しそうに歪められ――だが、口元は明らかに恍惚の表情を浮かべているのを見たら、マヤは訳もわからず泣き出したいような気分に陥った。
「っ……あ、は、速水さん」
空いた方の腕を彼の首の後ろに回して囁く。
自分からそうするのはやっぱり初めての行為。
「ん……」
「み、ちゃった」
は、っと声にならない声で真澄は笑った。
腕の中で揺れた髪の動きでそれがわかった。
「変な速水さん――そんな顔、はじめてみた」
「……そんなコトもない。君がいつも――目をつぶって見ないようにしていただけで……
ぁ、あ――マヤ、ちょっと待て」
とろり、と先端から垂れてきた滴を無意識に擦り付けていたらしい。
最早感覚がなくなりそうな程きつく握りしめられていた手首の圧迫が緩み、引き締まった肉体が小さく痙攣したのを敏感に察して、マヤの意識が急に鋭くなる。
その瞬間、密着した身体の隙間で浅い抜き差しを続けていた指先を、愛液を滴らせながらきつく締めつけてしまう自身の身体の変化も、マヤは感じ取った。
もっと――もっと奥まで、痛い程のあの感覚が……と、腰を浮かせた途端に。
「っつ、あ、ヤだ――だめ!」
非情にも抜けて行った真澄の指を、まるで懇願するかのように高い声を上げて引き留めてしまい、はっと口元を覆う。
マヤの薄い肩に顎を乗せていた真澄が、くつくつと笑いながら圧し掛かっていた体重を引いていった。
「心配しなくてもあげるよ」
「う、あ……」
両手がふわりとマヤの腰に回される。
すっぽりと収まってしまう程に華奢な、でもその奥の欲望は懇願という言葉では物足りない程に貪欲で、実直で、切羽詰まっている。
でもそれは――お互い様なのだと、もうわかっているから。
「俺の声を――きいた途端にひくついた。面白いな。次からもっと出そうか、俺も」
「ばっ――馬鹿じゃない?そんなコトばっかり言うから……
お、大人げないって言われるんですっ」
「君にしかこんな馬鹿げた事は言わないし、しない。
取り繕った普段の俺を見て――腹の中で大笑いする権利ができたな、マヤ」
真っ赤に上気した頬、額から零れた汗が産毛のたったこめかみの辺りで滴になっているのを、舌先で掬い取りながら真澄は囁く。
ねちゃ、っと粘ついた音を立てながら突き立てると、マヤはぎゅっと唇を噛みながら両腕を胸の前で交差させた。
「わ……笑ったりなんか、しない」
ああ、っと深く息を吐き出しながら、マヤは首を振った。
「す、好きだもん――なんか悔しいけどっ……速水さん、すき……
だから――あ、ぁあっ、はぁっ、こ、これも――あなたとこうするのも、あっ……」
ぴくぴくと痙攣し始めた薄い太腿を押さえつけながら、多分後でここに俺の爪痕が出来てしまうだろうな――制服の下で、見えないところでよかった、と。
急速に理性を手放しそうな意識の片隅で真澄は考えた。
「そうだな――ホントに。君とこうするのは……なんで、こんなに――っ、あ。
マヤ……マヤ、眼を閉じるな――マヤっ……」
ぎちぎちと、繋がった肉と肉が擦れ合って泣いている。
すぐそこに迫った瞬間を何とか追いやりながら、真澄は尚も激しくマヤの中心を抉り続ける。
蕩けた黒い瞳の端から流れるのは涙なのか、汗なのか――
彼女のものなのか、自分のものなのかもわからない。
間隔を狭めて鋭さを増してくる声――ひくひくと動く唇に時折息をつぎたすようにして口付しながら、捩じれた細い腕が自分の首の後ろに回ったのを感じる。
つい昨夜まで、この腕は快感に痺れながらも最後まで自分を突っぱねる動きを諦めなかったというのに。
「マヤ――悪い……俺の、勝手に――してもいいか?」
「――ん、っはぁっ、うん、い……いいよ――」
溜息交じりの承諾が耳元をくすぐった瞬間、暴力的な力で真澄はマヤの両手を首から引き剥がし、そのまま彼女の背中で繋ぎ止めた。自然とせり上がる形になった胸の先端、ぷっくりと膨れた桜色の突起に唇を寄せながら歯を立てると、悲鳴のような声を上げてマヤの上半身が反り返る。
きゅん、と締め付けられる肉の軋みに今にも意識が飛びそうなのをかろうじて堪えながら、突き上げる動きを加速させる。
揺れ動くごとに細やかに形を変える胸の動きが――細やかであるだけにより一層、淫靡で堪らない。
自分でも何を口走っているのかわからない、そんな呻き声を上げながら。
底無しの快楽の渦に、マヤと共に引き伸ばされながら堕ちてゆく。
マヤは足の指先まで反らしながら、ぞくん、と一度大きく跳ねて――喘ぐことさえ忘れてしまった様だった。
果たしてこれが彼女の絶頂なのかどうかもわからない――普段の彼なら慎重に、刹那のその判断を下してから最後の行為に至るところなのに。
弾け散った意識はそれすらも手放した。
「ふっ――あ、ぁ、あ、あぁ、あ……」
焦点の合わない蕩けた瞳が、似た様な目をした自分を鏡の様に写し返している。
恐らくは無意識に、強すぎる刺激にびくびくと跳ね上がる白い身体を組み敷いて。
言葉どおり、ただ自分の為だけに、こそげ取る様に、真澄はマヤを貪った。
今日一日の出来事も、煩悶も――何もかもがその瞬間には消え去ってしまうのは……
この子に向かって愛しているだの、好きだのと囁かずにはいられない想いと、やはり矛盾するのだろうか、と。
独り果てて彷徨った後、ゆるゆると覚醒する頭で真澄はぼんやりと考えた。
……コオオ、っという機械音は既に止まり、しんと落ち着いた静寂の中で寄り添う。
やがてどちらからともなく、細い溜息を零しながら。
ゆっくりと小さな身体が先に頭を起こす。
微睡んだ一瞬、二人の意識は遠く離れて、目覚めたこの瞬間はいつも寂しい。
「手伝おう」
返事も待たず、背中から回ってきた掌が細やかな肉を持ち上げ、やはり似合わないかもしれない布地の中にきちんと詰め込んで、蓋をする。
すっかり乾いたシャツに腕を通し、ボタンを留めている間に、真澄の方もさっぱりとした服に着替えてしまっていた。
靴下を引き伸ばし、爪先は流石にちょっと湿ってるな、とマヤが思ったその時。
シャッとカーテンを引き裂く鋭い音がした。
ベッドに腰を下ろしながら顔を上げると、すっかり雨の上がった冴え冴えとした闇の中、びっくりするほど大きな満月が真澄の後姿の頭の上に浮かんでいるのが見えた。
「……帰ろうか」
月明かりを背に、長い腕が静かに指し伸ばされる。
再びその腕に抱き寄せられることを心のどこかで期待しながら。
「ホントに、早くしないと。日付――変わっちゃいますね」
さり気なく呟きながら、微笑ながら、マヤはゆっくりと立ち上がった。
END.
「脱寸止め」を心掛けてみました最終話(笑
高校生マスマヤの矛盾だらけの関係は好物故今後もしつこく、クドい程に書く・・・かな、たぶん!
ほんの一夜の間に目まぐるしく移り変わる男女の心模様。矛盾しながら噛み合ってゆくその刹那の快感、みたいなものを描いてみたかったのでした。
あんまりエロくない上、連載が途中で止まってしまい、ご迷惑おかけいたしました!
乱文&長文にも関わらずここまでお付き合い下さり、本当にありがとうございます^^
last updated/11/05/12